食品保存マニア

食品の保存方法(冷蔵・冷凍)のまとめ

トマト・ミニトマトの保存方法

トマト

トマト・ミニトマトの保存方法(常温・冷蔵・冷凍)をまとめています。

春から夏にかけて旬になる野菜と言えばトマトです。生活習慣病の予防になるとされるリコピンの栄養素を多く含むトマトを、新鮮な状態で美味しく食べるためにも保存法を見ていきましょう。

トマトの常温保存

基本的に、すぐ食べる時や真夏以外の場合、トマトの保存方法は直射日光を避けた常温保存がおすすめです。あまり冷やしすぎると甘みが弱くなってしまうからです。

また、トマトに青みがある時には、カゴなどに入れて常温保存である程度赤くなるのを待ちましょう。

トマトを常温保存する時は、1個1個新聞紙で包み、ヘタを下にしてからカゴなどに入れて冷暗所に保管してください。

常温保存したトマトの保存期間(賞味期限)は2,3日です。

ただ、夏などは常温で保存しているとすぐに真っ赤に完熟してしまうのもトマトの特徴です。生食で食べきれない時には、新鮮なトマトを美味しく食べるためにもあらかじめ冷蔵と冷凍をうまく活用して長持ちさせましょう。

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トマトの冷蔵保存

大玉トマト・中玉トマトの冷蔵保存

大玉トマトや中玉トマトの場合、トマト1つ1つをペーパータオルやラップで包んでポリ袋(保存袋)に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存してください。その場合、ヘタが下になるように置きましょう。

トマトは非常に冷温障害を起こしやすいため、冷蔵室ではなく野菜室で保管することが大切です。低温生涯を起こしたトマトは、実がぶよぶよした状態になり、食感や風味において品質が低下します。

トマトは収穫後にもエチレンガスを発生して徐々に完熟してくるので、冷蔵時にはビニール袋などで密閉して保存することがおすすめです。エチレンガスの働きが、他の野菜や果物の熟成を手助けしてしまいます。簡単に言うと、腐りやすくなってしまう、ということです。

トマトの冷蔵保存の目安は10日間~2週間です。

エチレンガスをよく発生する青果物としてはリンゴが有名です。また、エチレンの発生を抑えるには温度を低く保つ必要があります。常温保存するよりも冷蔵保存したほうが長持ちするのは、そのような理由があると言えるでしょう。

ミニトマトの冷蔵保存

保存する容器にミニトマトが浸かるぐらいの水を入れ、冷蔵室や野菜室に入れましょう。また、保存時にはヘタは付いたままで構いません。

ミニトマトの冷蔵保存の目安は10日間です。3,4日経過時点で水を取り替えるようにしてください。

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トマトの冷凍保存

大玉、中玉トマトの丸ごと冷凍保存

まず、トマトの冷凍で気をつけるのはヘタを取ることです。水洗いして水気を取った後、ヘタを取り除いて、1個1個ラップに包み保存袋に入れてください。保存袋の空気はなるべく抜いてください。

まるごとトマトの冷凍保存の目安は1ヶ月です。

トマトの解凍は、冷蔵庫での自然解凍あるいは電子レンジを活用しましょう。流水で解凍したり、水につけると簡単に皮がむけます。この場合、あらかじめ解凍時にトマトに十字の切り込みを入れておくと、皮がするっとむけるのでおすすめです。解凍時にトマトから出た水分にはトマトの旨みが凝縮されているので、捨てずに料理に活かしてください。

トマトは冷凍すると細胞が膨張し簡単に煮崩れすることから、スープやソースなどに使いやすく、煮込み料理にも大活躍です。この際、トマトソースを作ってから冷凍することも可能です。

大玉、中玉トマトを切り刻んで冷凍保存

大ざっぱに切り刻んで冷凍し、冷凍用保存袋に入れる方法もあります。冷凍庫がいっぱいで丸ごとトマトだと入りきらない時や、解凍時にはこの料理で使おう、という考えがある時などにおすすめです。

粗みじんにしたトマトの冷凍保存の目安は1ヶ月です。

解凍は冷蔵庫での自然解凍で大丈夫です。凍ったままのトマトをそのまますりおろしてトマトソースに使ったり、凍ったまま鍋などに直接入れて料理したりすると良いでしょう。

ミニトマトの冷凍保存

ヘタを取り、水洗いした後でよく水気を取り除いてから、冷凍保存袋に入れて冷凍庫にしまいましょう。

ミニトマトの冷凍保存の目安は1ヶ月です。

解凍する時には自然解凍で構いません。もちろん、凍ったまま調理しても、すぐに柔らかくなるので問題ありません。

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トマトを干して保存

トマトをドライトマトにして保存する方法もあります。

トマトを輪切りにして種を取り除き、ペーパータオルで水気を拭き取りましょう。この際、ミニトマトの場合は種を取り除く必要はありません。

次にオーブンで低温(140度前後)にて1時間ほど加熱してください。触ってみて水分が飛んでいれば完成です。冷凍保存する時はカラカラに干からびた状態になるまで加熱しましょう。

ドライトマトの保存期間(賞味期限)は1ヶ月です。

トマトの豆知識

トマトの選び方

皮に赤みが濃くツヤと張りがあり、見るからに弾力がありそうで、ヘタやガクが濃い緑をしているトマトがおすすめです。特に八方に対して白い筋が薄く入っているトマトは糖度が高く、甘みが凝縮されているのでさらに良いでしょう。

逆に、ヘタの色が枯れて黄色くなっているトマトや、トマトの実に割れ目が入っているものは、スーパーや八百屋などで選ばないようにしましょう。

トマトの栄養(リコピンの効果)

ビタミンAやビタミンC(美白効果)が豊富なことで知られるトマトですが、中でも近年注目されているのはトマトの赤い色の元になっているリコピンという栄養成分です。

リコピンは抗酸化作用がビタミンEの約100倍あると言われており、血糖値を下げる働きがあることから、がんや動脈硬化などの予防に効果があるとされています。ちなみにこのリコピンが生成される適温は、19度~24度ですので、基本的にトマトは常温保存がおすすめと言われる理由がここにあります。

リコピンは脂溶性であるため、ドレッシングなどの脂と一緒に口にするほうが吸収率が高くなる性質を持っています。

トマトのカビ対策

スーパーでトマトを買ってきた時に、フィルムなどで包まれていることもあるかと思います。収穫した後の大玉トマトは多湿と結露を苦手とするので、トマトのカビ防止のためにも袋から出すことが大切です。トマトのカビを防ぎましょう。

青みのあるトマトが赤くなる理由

トマトは収穫後に酵素作用が活発になり、成分であるでんぷん質が糖に変化して甘みを増してくる特徴があります。つまり、肉や野菜と違って、収穫後も細胞が生きているので呼吸しているし、水分も蒸発するということです。

収穫後も成長し続けることから、例え収穫時に青みがあったとしても、しばらくすると赤く熟して来るわけです。バナナやメロンなども同じ理屈になります。

公開日:
最終更新日:2016/02/07